整形外科

変形性関節症は関節が変形する病気で、膝関節や股関節、手指の関節に多くみられます。膝関節の変形性関節症は40歳以上の50%以上、手指にいたっては90%以上に見られます。変形があるからといって必ずしも症状があるわけではありませんが、関節の痛みや腫れの原因になり、治療が必要なことがあります。

変形性関節症の原因は、関節軟骨のすり減りと言われていますが、遺伝や仕事などの生活環境も影響します。過去のけが(外傷)や生まれつきの骨の形が原因になることもあります。

当院では、変形性関節症の診断・治療に習熟した医師が診察を行っております。関節の痛みは変形性関節症のみならず、痛風や関節リウマチ等の病気である可能性もあります。当院では血液検査や画像検査により、痛みの原因を正確に診断できる装置を備えています。お気軽にご相談ください。

変形性関節症の症状

  • 関節を動かしたとき、特に動き始めに痛む
  • 朝のこわばりはないか、あっても30分以上は続かない
  • 関節の骨が飛び出している

変形性関節症の原因

変形性関節症の原因はまだ完全には解明されていません。加齢、遺伝、仕事等の社会環境、過去の外傷歴、生まれつきの骨の形等が原因と考えられています。

変形性関節症の診断

変形性関節症の診断には診察、血液検査、画像検査等を組み合わせて行います。

  • 身体所見:変形性関節症に特徴的な所見があるか評価します。
  • 血液検査:変形性関節症では一般的に血液検査は正常です。痛風や関節リウマチ等、別の病気の可能性を排除するために、リウマチ因子、抗CCP抗体等の自己抗体、CRPや血液沈降速度等の炎症マーカー等を組み合わせて行う場合があります。
  • 画像所見:レントゲンで関節軟骨のすり減りや骨硬化、骨のとげ等が見えることが多いです。関節エコーやMRIで軟骨や靱帯、半月板等、レントゲンに写らない組織の評価も併せて行うことがあります。

当院では、院内血液検査装置を導入しており、血液検査の大部分が当日分かります。(リウマチ因子および自己抗体価等の特殊検査は数日かかります。)当院はレントゲン、エコー、MRI装置を有し、短期間で検査が可能です。関節エコーは、国際的に認知されている「欧州リウマチ学会関節超音波コース」を修了した医師が行います。

変形性関節症の治療

当院では、薬に加え、リハビリテーションや手術を組み合わせて、個々の患者さんの状態に合わせた最適な治療を行います。

  • 運動療法(理学療法士・作業療法士による個別プログラム):筋力強化や体重の減量は変形性関節症の症状を改善します。
  • 物理療法:温熱治療や電気治療は患部の血流を促し、痛みと炎症を和らげます。
  • 薬物療法:すり減った関節軟骨は残念ながら薬では再生しません。痛みを和らげる薬が効果を発揮します。
  • 注射療法:関節内への注射(ヒアルロン酸やステロイド)は関節内の炎症を速やかに改善させます。関節に水が溜まって腫れている(関節水腫)場合は関節液を抜いてあげることで痛みを緩和することが可能です。
  • 装具療法:膝や手指の関節に対しては、装具で保護してあげることで痛みを緩和することが可能です。
  • 手術:手や足などの小関節については、局所麻酔による日帰り手術も行っています。手術方法はさまざまですので、お気軽にお問い合わせください。

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